日々のいちゃもん

徒然なるままに。

新年度。PTA。

4月。
また小学校のPTA役員決めがある。

私は子どもが一人しかいないし、無償で何かやることにそんなに嫌悪感があるわけでもない。

公園清掃も週一回ボランティアでいってるし、小学校の図書ボランティアもやっている。
しかし上二つは、自分でお役に立ちたいから率先して申し込み、やらせてもらったことだ。

ただPTAに関してはホントに反対派だ。
まず、任意団体であるにもかかわらず、息子の学校は加入の意思を聞かずに会費徴収のプリントからはじまる。
そしてクラスから無理やり5人ほどを役員として選出する。6年間で2回はやるのが義務。

学年学級役員に話を聞いたが、一年の半分は学校に登校してると疲れた顔で言っていた。
学校側職員と保護者、さらに役員を統括する運営委員会なるものに挟まれて、変な話、バイトやパートよりずっとたいへんそうだ。

なぜそこまでの重労働をくじ引きなどでやらされるのかが理解できない。もちろん役員側にも利益はあるのかもしれないが、それが本当に利益と呼べるものならばみんなこぞって役員になるだろう。

少しPTAについて調べたところ、なくなった学校も少数だがあるらしい。しかし、保護者会として残ったり、なくしても、何年かしてまた設立したりいろいろなようだ。保護者の組織は必要なようではある。
 
しかし、小学校に想定以上の大きなものを求めていない私にとって、そこまでして父母で子どもをもてなす祭りを開催したりする意義がわからない。

ただ、運動会、展覧会、学芸会のお手伝いなど必要なことに関しては、4月にその係を募り決めたらいいと思う。下準備に2日、当日1日、後片付け1日行っても、計4日だ。もちろん係を仕切る人も必要で、もっと働いてもらわねばならないだろうが、それでも1年の半分も学校に行かなくてはならないような事態にはならないだろう。
「仕事を細分化して、皆で平等に学校運営を手伝う」
ことで、今よりはマシな保護者組織になると思う。
現に、もうそういう仕組みの学校の話を聞いた。保護者全員がなんらかの役員になるそうだ。
初めてそれを聞いたときは、それも煩わしいなと思ったが、やはりそちらの方が不公平感がない。
役員の仕事期間が短期間なので、いろいろ予定もたてやすいだろう。
どうやっても、来ない人は来ないんだそうだが。

もしくは、役員をやらない人はお金で解決。これは多分に賛否がありそうだが、有償ボランティアとしてであれば、少額であっても使われてる感が少ないだろう。アメリカでは、寄付金をするか、役員をするか選ぶ学校があるようだ。これも、ある意味公平だ。

やりたい人がやりたい仕事を選んで、進んで参加する保護者組織…。すぐそこにはそんなものは無さそうだ。